和室のあるお宅に住まれている方も、多くいらっしゃるかと思います。
普段何気なくお掃除される方もいらっしゃるかもしれませんが、畳の掃除に手順があることをご存じでしょうか?
このページでは、畳掃除の手順とちょっとした裏ワザなどについてそれぞれご紹介いたします。
※その他、掃除の方法や裏ワザなどにつきましては、こちらのページにまとめたものがありますので、もしよろしければ合わせてご参照下さい。→https://yoridokoro231.com/category/%e6%8e%83%e9%99%a4/
畳掃除の手順
①掃除機またはほうきで小さなゴミやホコリを取り除きます。
もし掃除機を使用する場合は、ブラシの回転を停止し、畳の目に沿って強く押し付けないように注意しながらゆっくり吸い取るように掃除します。
ほうきを使用する場合は、畳の目に沿ってほうきをはくようにし、ゴミやホコリを取り除くように掃除します。
②隙間に詰まったゴミやホコリをほうきでかき出します。
畳の縁などのすき間に詰まったホコリや髪の毛などの小さなゴミは、ほうきでかき出して、掃除機で吸い込むか、または乾いた布で拭き取るように掃除します。
ホコリなどの細かいゴミをかき出すときは、ほうきを使うと便利です。
③固くしぼった雑巾で水拭きをします。
畳は湿気を嫌い、また水に弱いため、畳の拭き掃除は基本的に水を使わないとされていますが、日ごろ過ごす中でどうしても皮脂などの汚れが付いてしまうので、固くしぼった雑巾でなるべく優しく丁寧に畳の目に沿うようにして表面を拭き掃除するようにしましょう。
※水拭きの頻度ですが、月1回程度が目安とされています。
ですが、汚れが気になる場合などはその都度掃除し、そのあとはなるべく期間を空けるようにしましょう。
④乾拭きで水分を拭き取ります。
最後に乾拭きで仕上げをいたします。乾拭きするときは、水拭きのときに残った水分をなるべくしっかり拭き取るようにしましょう。
※水拭きをしたあとは、必ずセットで乾拭きすることを忘れないようにしましょう!
畳掃除でやってはいけないこと
×重曹を使って掃除すること
重曹はアルカリ性のため、畳掃除に使用すると黄ばみの原因となってしまうので注意が必要です!
×強力な薬剤を使用すること
畳掃除で、強力な洗剤や漂白剤などは畳のい草(いぐさ…畳の原料のこと)を傷める原因になってしまうので、ご使用は控えるようにしましょう!!
×コロコロを使用すること
カーペットやフローリングの掃除に大変便利なコロコロですが、畳に使用してしまうと、畳の表面の毛羽立ちやほつれなどの原因になってしまうので、ご使用は控えるようにしましょう!
×ロボット掃除機を使用すること
ロボット掃除機もお家の掃除に大変便利ですが、畳掃除は畳の目に沿って掃除することが基本となるため、様々な方向に動くロボット掃除機を畳に使用すると、ブラシで畳の表面を傷つけたり、ささくれさせてしまうおそれがあるので、ご使用は控えるようにしましょう!
畳掃除のちょっとした裏ワザ
①畳に発生したカビはアルコールで拭き取るようにします。
もし、畳にカビが生えてしまったら、まずは畳の目に沿って使い古しの歯ブラシでこすってカビを取り除きます。
その後、消毒用アルコールを乾いたなるべく清潔な布に染み込ませて、カビの生えていた部分とその周りをしっかり拭いて除菌をします。
※このとき、濡らした雑巾を使ってしまうと、湿気でさらにカビを発生させやすくしてしまうので、必ず乾いた布を使用するようにして下さい!
②畳のカビ防止のため、風通しを行います。
畳の端にマイナスドライバーを差し込んで片側を持ち上げて、その持ち上げたすき間に空き缶を入れて立てておくと、風通しが出来て湿気が取れ、カビの防止にもなります。
※風通しの頻度ですが、年に2~3回程度が目安とされています。もしお時間のあるときなどになるべく進んで行うようにして下さい。
まとめ
このページでは、畳掃除の手順とちょっとした裏ワザなどについてそれぞれご紹介いたしました。
掃除の手順に沿ったり、裏ワザを実践することで、皆さまによってより快適な生活につながればと思っております。
このページが、皆さまの日々の生活の参考になればと思います。