冷え性とは…手足など身体の冷えやゾクゾクする寒気などを感じる症状のことをいいます。
“冷えは万病のもと”という言葉があるほど、冷えは様々な病気の原因となりやすいので、とても怖いものですし、もし冷えを感じるようなら体温調節などの改善が必要となります。
例えば、冷えに対する解消法でいうと、
- 体をきつく締めつけるような下着や服装などを着ないようにすること
- 露出の多い服装をしないようにすること
- 寒いときは無理をせずに重ね着をすること
- 手首、首元、足首を温めること(それぞれの部分には太い血管が通っているので、温めると温まった血液が循環することで全身が温まりやすくなります。)
- しっかりでも軽くでもいいので運動をすること(とくに下半身の運動をするとより冷えに効果的です。)
などの方法が挙げられます。
これから気温が上がる季節となりますが、同時にエアコンを使ったり涼しい室内にいる機会が増えたりすると思います。
たとえ暑い時期でも、油断せずに冷えに十分注意して過ごすようにしましょう!
このページでは、冷え性に効果的な食べ物とレシピをそれぞれご紹介いたします。
冷え性に効果的な食べ物
このページでは、栄養素別に冷え性に効果的な食べ物をご紹介いたします。
○たんぱく質…魚介類、肉、卵、大豆製品など
体内の熱は主に筋肉でつくられるため、筋肉が減ってしまうと冷えの元となってしまいます。そんなときは、たんぱく質をしっかりと摂り筋肉量をなるべく減らさないようにしましょう。
○ビタミンE…魚介類、ナッツ、植物油、野菜など
ビタミンEは血行の促進に効果があり、冷えを改善することにもつながるので、積極的に摂取するようにしましょう!
○鉄分…レバー、魚介類、海藻、大豆製品など
冷え性は貧血や低血圧の人にも多いため、冷えの予防には鉄分の摂取も必要となります。
○マグネシウム…ナッツ、魚介類、海藻、野菜など
マグネシウムにも、血行を促進する効果があるので、冷え対策には必要な栄養素です。
○その他、体を温める食べ物…しょうが、赤唐辛子など
しょうがには、辛み成分のジンゲロンやショウガオールなどが含まれ、新陳代謝を活発にし、また発汗作用を促進する効果があります。
赤唐辛子には、辛み成分のカプサイシンが含まれ、血管を拡張し血行を促進する効果があります。
※しょうがも赤唐辛子もそれぞれ刺激が強い食べ物となるので、胃腸が弱い方や辛みが苦手な方は摂り過ぎに注意し、無理のない範囲で摂取するようにしましょう!
※もしアレルギーのある方は、十分ご注意下さい。
冷え性に効果的なレシピ
◎かぼちゃの鶏そぼろ炒め
材料(2人分)
- かぼちゃ 200g
- 鶏ひき肉 200g
- ごま油 大さじ1
- (合わせ調味料)
- めんつゆ 大さじ3
- 酒 大さじ1
- 砂糖 小さじ1
(作り方)※太字部分は、冷え性に効果的な食べ物を示しています。
- ①かぼちゃの種とワタを取り除きます。
- ②かぼちゃは、皮付きのまま一口大に切り、耐熱ボウルに入れてラップをし、電子レンジ(600W)で約4分ほど加熱します。
- ③フライパンにごま油を入れて中火で熱し、鶏ひき肉を入れて色が変わるまで炒めます。
- ④(合わせ調味料)を入れ、そのまま中火で炒め合わせます。
- ⑤②を加え、汁気がなくなるまで中火で炒めて、器に盛りつけたら完成です。
◎しょうが入りけんちん汁
材料(2人分)
- 大根 60g
- にんじん 40g
- ごぼう 20g
- 小松菜 20g
- 木綿豆腐 1/3丁(約100g)
- 油 小さじ2
- しょうが 適量
- だし汁 1と3/4カップ(350ml)
- みそ 大さじ1
(作り方)※太字部分は、冷え性に効果的な食べ物を示しています。
- ①大根、にんじんは薄いいちょう切りにします。ごぼうは半月切りにし、水にさらしてアクを取ります。
- ②小松菜は固めにゆでて、3cmほどの長さに切ります。
- ③鍋に油を入れて温め、千切りにしたしょうがと①を炒めます。木綿豆腐を崩しながら入れて炒めて、だし汁を加えます。煮立ったらアクを取って、火を弱め、野菜がやわらかくなるまで煮ます。②とみそを加えます。器に盛りつけたら完成です。
※さらに、おろししょうがと一味もしくは七味唐辛子を加えるとさらに冷え性に効果的です。
※それぞれのレシピにつきましても、アレルギーのある方は、十分ご注意下さい。
まとめ
このページでは、冷え性に効果的な食べ物とレシピをそれぞれご紹介いたしました。
わたし自身も年々冷えに悩まされており、以前よりも食べ物や服装などに気をつけるようになりました。
このページを通してですが、少しでも冷え性に悩まれている方の改善につながればと思います。