※災害が発生すると、よく起こるのが食料や日用品などの買い占めや交通障害などにより物が届きにくいという状況が起こり、いつも食べているまたは使っている食料や日用品をいつものように買うということが難しくなります。
皆さんは、非常時の備えについて日ごろ意識したりしていますでしょうか?
このページでは、ローリングストック法という非常時に向けた備蓄方法についてご紹介いたします。
ローリングストック法について
ローリングストック法とは…普段から非常食や日用品などを少し多めに買って備蓄し、もし食べたり使って消費したら、また一定量の備蓄分を買い足すという方法のことです。
※もしも買い足すときは、仮に1食分でもかまわないので、消費したら補充するという習慣を心がけるようにしましょう。
この方法によって、備蓄分を日常的に食べたり使ったりすることで、非常食などで生じやすい期限切れなどをある程度予防する方法にもなり、もし非常時の備蓄を考えている方にはおすすめの方法のひとつとなります。
※ちなみに備蓄する量の目安ですが、過去の災害をみると、ライフラインの復旧に約1週間以上、また災害支援物資の到着に約3日以上かかる可能性があると想定し、とりあえず食料に関しては最低でも3日分は普段から用意しておくことをおすすめいたします。(もちろん、ご家族や同居されている方などがいれば、人数分の準備が必要となります。)
ローリングストック法のポイント
①備蓄しているものを、古いものから順に普段から消費するようにします。
※この場合、ある程度賞味期限などが古い順などに日ごろ整理しておくと、非常時になったときになるべく困ることが少なくなるかと思われます。
②一定量の備蓄をキープするようにします。
※備蓄の量のキープを心がけることで、いざ非常時となったときに備蓄していた食料や日用品をある程度持たせることができ、仮に災害支援物資が来るまでの大事なつなぎにもなると思いますので、備蓄をキープすることは日ごろのやりくりなどで大変だと思いますが、とても大事なポイントとなります。
③離乳食やミルク、アレルギー対策もします。
離乳食やミルクについてですが、災害時のストレスなどで母乳が出なくなったというケースがあります。そういった事態に備えるためにも、お子さんへの十分な備えも日ごろから考えてみましょう。
また、もしもアレルギーがある方は、日ごろ食べている食品を備蓄することが大事となります。アレルギー対応食品も幅広い種類があるので、ご自身に合っていてなおかつより備蓄しやすい商品をこの機会にお探ししてみてはいかがでしょうか?
④なるべく体を壊さないための栄養食を備蓄するようにしましょう。
災害時は、おにぎりやカップラーメンなどのインスタント食品に偏りやすいため、サバ缶や焼き鳥缶などお魚やお肉が入っている缶、またフルーツ缶などの缶詰も保存期間が長いので、それらを利用してたんぱく質やビタミンなどの栄養素を摂取するように心がけて備蓄しましょう。
※缶詰は小さいものほど保管しやすいですが、大きいものや汁気が多いものになるととても重くなるため、もし持ち運ぶことを想定するときは、缶詰を非常袋などに入れたときに無理なく持ち運べるかを試しながら準備しましょう。
⑤食料の備蓄を考えるときは、なるべく食べ慣れたものを日ごろ準備するようにしましょう。
災害時、食べるものに文句を言っていられないという事態になることも多いと思いますが、やはり食べ慣れていないものを口にするのも災害時のストレスのひとつとなる可能性があります。それをなるべく避けるためにも、ご自身での備えはぜひ食べ慣れたものをご準備するようにし、いざ災害時となった場合のストレスをなるべく減らすように心がけましょう。
※非常食については、ぜひこちらのサイトもご参照下さい。→引用元:味の素冷凍食品(株)公式サイト「冷食って実はエコ」https://www.ffa.ajinomoto.com/enjoy/eco
まとめ
このページでは、ローリングストック法という災害時に向けた備蓄方法についてご紹介いたしました。
実は、わたし自身も2022年からですが、日常生活にこのローリングストック法を実践しております。
わたしの場合ですが、例えばカップラーメンをストックする場合、同じものだけだと味に飽きてしまうのではないかと考え、常にお気に入りの味を最低でも3種類ほどストックするようにし、食べるときはそのときの気分で選ぶようにしています。
この方法が参考になるかは分かりませんが、わたし自身としては味に飽きてしまうということもひとつのストレスにつながるのではないかと考えております。
わたしの話は抜きとして、ローリングストック法、日常に取り入れやすい備蓄方法だと思いますので、もし非常時に向けた備蓄をお考えの方は、無理のない範囲での実践をぜひおすすめいたします。
このページが、皆さまの日々の生活の参考になれば幸いです。