アナフィラキシーとは…ハチに刺されたときの毒やアレルギーの原因となる食べ物を摂取したときなどによるアレルギー反応が数分から数十分ほどの短時間に現れることをいいます。
※アレルギーにつきましては、もしよろしければこちらのサイトをご参照下さい。→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC
※また、そのアナフィラキシーによって、ショック状態(参考サイト→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF)になったり、呼吸停止が起こり、最悪の場合死亡するケースがあります。この太字部分の状態になることを、アナフィラキシーショックといいます。
このページでは、アナフィラキシーについての症状や応急処置の方法などをご紹介いたします。
アナフィラキシーの主な症状
- 皮膚のかゆみ
- じんましん
- 腹痛や下痢
- 吐き気や嘔吐
- 声のかすれ、のどのかゆみ
- いつものような呼吸が出来なくなります。
- 意識がいつもと違い、顔色が悪くなります。
※すぐに119番通報した方がよい症状
- ぐったりしている状態
- 意識がない状態
- 呼吸が苦しそうな状態
※もしアナフィラキシーの症状が出た人を発見した場合は、すぐに119番に通報し、救急車が到着するまで座らせたり寝かせたりして、なるべく呼吸が楽な姿勢をさせるようにしましょう!!
アナフィラキシーの症状が出たときの応急処置
もしアナフィラキシーの症状が出た場合、
※食べ物が原因の場合
- ①もし口の中に残っているものがあれば、無理のない範囲ですぐにかき出すようにします!!
- ②口の中を水で洗い流します。
※ハチなどの生き物の毒が原因の場合
- 毒針を無理に抜いたり、口で吸い出すことなどはせず、とにかく無理やり取り除かないようにします!!(これは、毒や細菌などを体内に押し込んでしまう危険性があるためです。)
- すぐに病院などの医療機関で受診をする、もしくは救急車を呼びます!!
※とくに食べ物に関しては、ご自身が何のアレルギーか分からないという方もいらっしゃると思います。万が一アナフィラキシーを予防するためにも、ぜひ一度病院などの医療機関でのアレルギー検査をおすすめいたします!!(ちなみに皮膚科ですと、検査を受けられるところが多いので、ぜひかかりつけの病院やお近くの皮膚科にご相談いただけたらと思います!)
また、アレルギーをお持ちの方の中には、アナフィラキシーの症状に備えて、エピペン(アドレナリン自己注射薬)を処方して持っているというケースもあります。
もしものときエピペンがある場合、エピペンの使い方についてもご紹介いたします。
(エピペンの使い方)
- ①青色のキャップを外します。
- ②オレンジ色側が下に来るように強く握ります。
- ③太ももの外側に直角に強く押し当てます。
- ④カチッと音が鳴るまで押し当てて、もし音が鳴ったら5秒間ほどそのままにします。
- ⑤オレンジ色のニードルカバーが伸びていたら、注射完了となります。(エピペンは、衣服の上から注射することが出来ます。)
- ⑥使用後は決して捨てたりせず、救急隊員の方へ渡すようにしましょう!!
※エピペンは、通常処方された本人や保護者のほか、医師、保育士、教職員、救急救命士などが使用することが出来ます。
※その他エピペンにつきましては、もしよろしければこちらのサイトをご参照下さい。→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%94%E3%83%9A%E3%83%B3
まとめ
このページでは、アナフィラキシーについての症状や応急処置の方法などについてご紹介いたしました。
アナフィラキシーは、アレルギー症状と合わせて命に関わる可能性が高く大変危険です!!
そして、もし今までにアレルギーの検査をしたことがないという方は、ご自身の身を守るためにも、ぜひ一度病院などの医療機関かお近くの皮膚科で検査をしてみましょう!