※このページは、地震や津波などの災害時についての内容となります。もし読むときはご注意下さい!!
皆さまの中には、日常的に電車やバスなどの公共交通機関をご利用する方も多いかと思います。
もしも電車やバスなどに乗っているときに、地震が起きてしまったら…
このページでは、もしも電車やバス、または駅のホームや地下鉄で地震が起きた場合の避難方法についてご紹介いたします。
※その他、災害時の避難方法や対処法などにつきましては、こちらのページにまとめたものがありますので、もしよろしければ合わせてご参照下さい。→https://yoridokoro231.com/category/%e9%98%b2%e7%81%bd/
もしも電車やバスの利用中に地震が起きたときの避難方法
◎電車の利用中に地震が起こった場合
- 電車は強い揺れを感知すると緊急停車する場合があります。
- もし座席に座っている場合は、なるべくしゃがむなどして低い姿勢を取り、頭をカバンなどで守ります!
- もし立っている場合は、近くの手すりやつり革をしっかり握って転ばないように注意しましょう!
- 停車した後は、乗務員さんの指示に従いましょう!
※ただ、状況によってはご自身で判断し避難しなければならない場合もあります。そのときは、ご自身で状況をみて考えるようにし、もし可能であれば周りの方と助け合いながら避難行動などをしましょう!!
×電車での災害時でやってはいけないこと
①無理に電車の外に出ようとすること
外の状態がもしかしたら崩れていたり大変危険な可能性があります。なので、ぜひなるべく落ち着くようにし、勝手な行動は取らないようにし、駅員さんの指示に従うようにしましょう!
②線路に降りること
線路上では、高圧電線など危険なものが多いので、最悪の場合感電するおそれがあります。そして、いつ電車が来るか分からないですしもしかしたら電車にひかれてしまうおそれもありますので、線路に降りることは絶対にやめましょう!!
◎バスの利用中に地震が起こった場合
- もし座っている場合は、なるべく前かがみになって前の座席の背もたれをしっかりとつかみます。
- もし立っている場合は、近くのつり革やシートの手すりをしっかり握るか、しゃがんで座席の脚あたりにしがみつくようにしましょう!
- そして、運転手さんの指示に従って行動するようにしましょう!
×バスでの災害時でやってはいけないこと
・慌ててバスの外に飛び出すこと
電車のとき同様、外の状態がもしかしたら崩れるなど危険な可能性があります。なので、こちらもなるべく落ち着くようにし、勝手な行動は取らないようにし、運転手さんの指示に従うようにしましょう!
もしも駅のホームで地震が起きたときの避難方法
続いては、もし駅のホームで地震が起こった場合の避難方法です。
- 駅のホームは、自動販売機、時刻表示板、モニター用テレビや照明など、地震が起きたときに倒れたり落下したりするおそれのあるものが多く大変危険です!!
- 駅のホームで電車を待っているときなどにもし地震が起きたら、まず頭をカバンなどで守って、なるべく安全そうな柱のかげに避難します!
- もしも混雑する時間帯でホームに人が多い状態だったら、カバンなどで頭を守りながらその場にしゃがむなどしてうずくまり、転倒を防ぎます!
- ※もし人が多い場合、パニックによる将棋倒しがとても危険なので、巻き込まれないように気を付けましょう!!
- ※もしも電車が停止していたら、電車の中に逃げ込むのもひとつの方法です。
- 最終的には、駅員さんの指示に従って行動するようにしましょう!
×駅のホームでの災害時にやってはいけないこと
①駅から出ようとして出口にかけこむこと
災害時はだいたいそうなのですが、外の状態が安全かどうか確認しないまま飛び出すのはとても危険です!!駅の中が倒壊する危険性がない限りは、外に出ないようにしましょう!
②線路に降りること
電車のとき同様、線路上では、高圧電線など危険なものが多いので、最悪の場合感電するおそれがあります。そして、いつ電車が来るか分からないですしもしかしたら電車にひかれてしまうおそれもありますので、線路に降りることは絶対にやめましょう!!
もしも地下鉄で地震が起きたときの避難方法
最後は、もし地下鉄で地震が起こった場合の避難方法についてご紹介いたします。
- 地下鉄も、電車と同様に強い揺れで緊急停車する場合があります。車内が暗い場合もあるので、なるべく落ち着くようにし、勝手に外には飛び出さず、乗務員さんの指示を待つようにしましょう!
- ※また、トンネル内ということと停電などで車内が一時的に暗くなる場合があります。しかし、車両には非常用バッテリーが搭載されているため、しばらくすると非常用照明が点灯します。
- もし座っている場合は、電車のときと同様に、なるべくしゃがむなどして低い姿勢を取り、頭をカバンなどで守ります!
- もし立っている場合は、電車のときと同様に、近くの手すりやつり革をしっかり握って転ばないように注意しましょう!
- ※地下鉄のドアは非常用のドアコックで開きますが、高圧電線に接触し感電するおそれがあります。地下鉄は、先頭車両と最後尾の車両に非常口があるので、慌てて勝手に出ようとせず、乗務員さんの指示に従って行動するようにしましょう!
- ※地下鉄のトンネル内には避難口(避難するための出口)がないため、もし地下から脱出するには、前か後ろにある駅を徒歩で目指すしかありません!トンネル内には、駅までの距離と方向を示したプレートが貼られているので、それを目安にしながら最寄り駅を目指し、そこから地上に出られるようになります!
- ※また、“海抜(参考サイト→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E6%8A%9C)ゼロメートル地帯”や“海岸地域”の場所などは津波や河川の水が流れ込み、地下鉄のトンネル内が浸水や水没する可能性があります!!
- 海抜ゼロメートル地帯や海岸地域など、海や水場に近い場所は地下鉄のトンネル内に大量の水が流れ込む危険があるため、その場合もより「高い」ところに避難します!!(このことを垂直避難といいます。)
- ※避難のときは、乗務員さんの指示に従うことが大事ですが、もし浸水が始まってしまった場合は何よりもご自身の命を優先し、水かさが増す前に線路に降り、とにかくより高いところを目指して避難することが大切となります!!
まとめ
このページでは、もしも電車やバス、または駅のホームや地下鉄で地震が起きた場合の避難方法についてご紹介いたしました。
普段利用する機会の多い交通機関でも、いつどこで地震などの災害が起きるか分かりません!!
普段利用する機会が多いからこそ、前もって地震などの災害時の対処法を知り、いざという時に冷静に避難行動が出来るように日ごろから意識するよう心がけましょう!!